長年、膝痛、腰痛、肩痛で悩まれている方も多いはず。
病院に行っても湿布薬だけ、接骨院に行っても電器を当てるだけ。
動かしていいのか?安静にしているほうが良いのか?それすらもわからず、
ただ痛みとともに生活している人も多いはずです。
痛みの種類や原因がわかれば、案外自分で何とかできるかも知れません。
そんな痛みに悩まされている方へアドバイスをさせていただきます。
痛みの種類
まずは痛みを分類してみましょう。
- 外傷性
- 障害性
外傷性の痛みは、今まで大丈夫だった部位や箇所を、転んだり、ぶつけたり、捻ったりなど急に痛みを起こしたりした症状を言い、
捻挫や打撲、骨折や脱臼のことを言います。
障害性の痛みは、繰り返しのストレスで痛くなる症状のことで、ゴルフ肘、野球肩、四十方・五十肩などです。
あなたの痛みは外傷?それとも障害?
次にその痛みの状況を、また分ける必要があります。
- 急性期
- 急性期以外
症状や怪我、痛みの重症度によって違いますが、
痛みを感じてからどれぐらいの時間や日数が立っているのかがポイントになります。
急性期の痛みの場合
急性期の痛みの場合、下記の処置が必要になります。
- RICE処置
R,I,C,E4つの英単語の頭文字をとった処置法です。
*R:rest→安静
*I:icing→冷却
*C:compression→圧迫
*E:elevation→挙上
以上の4つが急性期の痛みには必要な処置法です。
患部を安静にし、氷等で冷やし、包帯などで圧迫しながら心臓より高い位置で休むと言うことです。
ここで間違いではないですけど、注意しなければならない点があります。
注1)冷却は氷がベスト、冷湿布ではありません!
注2)お風呂で温まるのはNG!
注3)アルコールや刺激物はNO!
痛みで病院に行く必要性
当たり前かも知れませんが、外傷性の痛み、骨折や脱臼、捻挫や肉離れ、
靭帯損傷などの怪我の場合は、まずは病院で検査をしていただく必要があります。
もちろん捻挫や肉離れのような痛みには、湿布薬や鎮痛剤で、あとは安静と言われるかも知れませんが、
骨折や脱臼、靭帯の損傷や断裂であれば病院での処置が必要であり、
放置しておくと大変なことになる場合が多々あります。
しかし、繰り返しのストレスで痛みが発生するような障害性の痛みは、
湿布薬や痛み止めなどを頂くかも知れませんが、ほとんどの場合安静にとしか言われません。
では安静にしていれば大丈夫なのでしょうか?
障害の痛みは安静だけではだめ!
障害性の痛みは、ほとんどの場合使いすぎでの痛みと言われます。
だから安静にしなさい!
確かにそうです。間違いではありません。
使い過ぎ(オーバーユース)→痛み→安静→完治
しかし、安静期間を長くしてもまた痛くなったって経験は誰にでもあるはず。
何故?
痛む箇所、部位は結果的に痛くなった結果因子であり、
痛みを引き起こした原因因子が他にあるから、
その原因因子である部位や箇所を調整しないと、
また同じストレスを繰り返すと、痛みが出る可能性があります。
その原因と言うのが不良姿勢です!
不良姿勢→使い過ぎ→痛み→安静→完治?
これも違うような気がします。
元々の原因因子である部位を整えると良くなる!
いわゆるこういうことです。
不良姿勢→オーバーユース→痛み→安静→リコンディショニング→完治
痛みの原因にはリコンディショニング!
リコンディショニング?
聞いた事がない言葉だと思います。
コンディションをリ(整える)する→リコンディショニングです。
では何を、どこをリコンディショニングするのか?
患部ではありません!
不良姿勢をリコンディショニングするのです!
では不良姿勢って何?
専門的な用語を使わせていただくと、
静的・動的アライメント不良?
アライメント不良?
そうです!
アライメントとは骨の配列などを刺しますので、
立った状態での骨などの位置、
動いた状態のときの骨・関節の動きなどを言いますので、
そこの不具合を正しくする必要があり、
それをリコンディショニングると言う考えです。
リコンディショニングはメンテナンスとトレーニング
リコンディショニングする箇所、部位がわかればすぐにリコンディショニングするべきですが、
不良姿勢の原因が、大きく分けると硬くなった筋肉と、弱くなった筋肉が存在するため、
硬くなった筋肉はメンテナンス、弱くなった筋肉はトレーニングする必要があります。
だからレエールでは、メンテナンスのメニュー(リラクゼーション、整体など)
やパーソナルトレーニングのメニューがあるのです。
長年、膝痛、腰痛、肩痛でお悩みの方、
まだ諦めるのは早いかも知れません。
少しでも体のことや、痛みのことを知れば解決策はあるかも知れません。
そんな痛みに悩まされている方のためにお伝えさせていただきました。
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