案外、体のことって学んできていませんよね?
いつも不思議に思うのですが、
中学や高校でも、もっともっと体のことを学ぶ機会が多ければ、
もっともっと自分の体ぐらい、自分で守れるはずなのに。。。
さて、今日のテーマは「女性ホルモン」!
……と言われても、あまりピンと来ないのが現状で、
女性ホルモンにいいものって何?
そもそも女性ホルモンって何?
と思ってしまう方も中にはいらっしゃると思います。
もうご存知の方も、あまり詳しくない方も、
ご一緒に女性ホルモンについて見てみましょう。
女性ホルモンとは……?
女性の体には
エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)
という女性ホルモンがあり、生活環に大きく影響しています。
正常な月経があれば、この2つのホルモン量は月経周期によって変動しています。
しかし、ストレスの増加や不規則な生活、食生活の乱れ、
過度なダイエットによる栄養不足などでバランスは崩れてしまいます。
さらに更年期のような症状(頭痛・イライラ・のぼせ・怠さなど)が
まだ20代にも関わらず見られる人が最近増えています。
このような状態が続くと、無月経や不妊症にも繋がる可能性があります。
また、エストロゲンは月経に関する機能だけではなく、
血中のコレステロールの量の調整や、
丈夫な骨を維持する機能もあります。
つまり、エストロゲンが減ってしまうと、
生活習慣病や骨粗しょう症のリスクも高くなってしまいます。
女性ホルモンを
整える効果のある栄養素とは……?
・ビタミンB6:エストロゲンの代謝に働く。
マグロ、カツオ、ニンニク、豆類、トウモロコシ、バナナなど
・ビタミンE:女性ホルモンの分泌を調整する効果。エストロゲンの分泌が
少ない時には分泌を促すように働く。血行を良くする働きもあるため
更年期の様な症状(頭痛・肩こり・冷えなど)も改善してくれる。
ウナギ、ブリ、アーモンド、アボカドなど
・イソフラボン:女性ホルモン量が多い時は分泌を抑え、
少ない時には分泌を促すように働く。
豆腐などの大豆製品
・コレステロール:エストロゲンの原料。
不足すると免疫力の低下・神経障害などの原因ともなる。
卵、イクラ、カズノコ、イカ、レバーなど
この他、
・ストレスに強い体を作るビタミンA・C、
・色々な酵素を助けるミネラル
なども併せて摂るといいですね!
これらの栄養素は1日3食バランス良く食べていれば自然に体に入ってきますので、
決してサプリメントなどで過剰に摂り過ぎてはいけませんよ!
また、ストレスは上手く発散することや
疲れたらぐっすり眠ることも、
女性ホルモンのバランスを維持するためには必要です。