ストレッチは、体の伸張運動で柔軟体操の1つです。
目的にあった方法やタイミングで行うことで、
効果も出やすくなります。
ストレッチは、筋肉の緊張をほぐし集中力を高めたり、
関節可動域を広げたり、血行を良くする効果などが期待できます。
ストレッチの種類
●スタティックストレッチ
30秒ほどゆっくりと身体を伸ばしていきます。
一般的にストレッチと聞いてイメージするのが、このストレッチです。
●ダイナミックストレッチ
反動を使わず、身体を動かしながら行います。
肩回しや屈伸運動など、軽い動きを使ったストレッチです。
また、ラジオ体操もこのストレッチの1つです。
●バリスティックストレッチ
ダイナミックストレッチの1種で反動を使います。
伸張の最後に反動をつけて伸ばします。
イメージしやすいのはアキレス腱をぐっぐっと伸ばすストレッチです。
ストレッチをする上での注意点
・急に伸ばさない
急に伸ばすと、かえって筋が硬くなったり、傷めてしまうことが
あります。伸ばしたい部分を意識し、ゆっくり伸ばしていきます。
・呼吸を止めない
伸ばすことに集中すると、呼吸を止めてしまいがちです。
呼吸は自然にゆっくり行うことで、緊張を緩める効果があります。
・運動前と運動後のストレッチ
運動前:ダイナミックストレッチやバリスティックストレッチ
がおすすめです。運動前に過度なスタティックストレッチを行い、
筋肉を伸ばし過ぎることで、筋力やパワーが低下する可能性があることが
分かっています。
ただ、身体を温める程度のスタティックストレッチは問題ありません。
運動後→スタティックストレッチ
使った筋肉をゆっくりと伸ばしましょう。
運動後はクールダウン目的で。運動で収縮した筋肉の長さを
戻し、伸張反射を緩めます。
1回きりではなく、こまめに伸ばしていくと効果的です。
また、一人で行うストレッチも良いですが、ペアストレッチも
おススメです。
自分では届かない部分にアプローチし、力を抜いた状態を
作れるので、より効果も期待できます。